第13章 偵察する時って伊達メガネ付けるか迷うよね
皆さんご存知の通り迷子になりました
今私が来ている所は
そう,鉄壁を誇る伊達工業高校にきております
でもあれだよね??もにもにとかにろにーとか,あおが此処って言ってた気が...
『んんん,でもあれだよね?アポ取ってないし...もしかしたら駄目なんじゃ...』
うろうろとする私,ただでさえ車椅子って目立つから
ああああ,ってこんな狼狽えてる場合じゃ
「...あ,あの」
『ひッ!え..?』
声掛けてくれた子
え何この子...ぎゃんかわ
何あの髪の毛の触覚ぴょんぴょんしてる
スボドリ持ってるって事は,あれ?でもサポーターしてるし,ももしかして排球部の可能性が!!
「大丈夫ですか..?」
『だ大丈夫です!あ,あの!突然すみません,排球部の方ですか..?』
「え?あ,はい,そうですけど..」
あたったあああ
『あの!私,偵察に来たのですが!』
「え..?」
やべえええええええ
どストレートに聞いちゃったよ,それはこの子も困るよね!困るよね!
わかるよわかる,私だったら,は?ってなるもの
「え,えっと..あの,そしたら,一緒に体育館まで行きますか?」
『え,良いんですか...?あ有難う御座います!』
な何とこのかわゆい子が一緒に連れて行ってくれるそうです