第2章 此処何処..?
とうとう東京最後の日。
今日は我儘言わせてもらってて研磨宅にお泊まりに来てます。
お兄様は先に父さんと一緒に宮城の家を見に行ってるそうです。
最初は私と居ると言ってくれたのですが父さんが悲しそうにしてたので私が付いていってあげてとお願いしたら承諾してくれました,まじ兄様!兄様優し過ぎか!
今の状況は何故か研磨に抱き締められてます。
『け,けんま..?あの,いろんなことできないよ?』
「そ-だそ-だ!ばれ-しようぜ!」
「クロ,うるさい」
「がーん」
『うわ,今時がーんっていう人ひさびさにみた』
「な!ももこ何だと..!」
『うわああ,嘘です嘘です』
「ももこいじめないで」
「うす」
「ねえ,ほんとにいっちゃうの?」
『うぐ,でもほらまた会えるよ!』
「ももこもももこだよな-俺逹にぎりぎりまで言わないとか」
『ご,ごめんなさい』
「ゆるさない,そのかわり明日まで離れないから」
「けんまずり-!俺も俺も」
『き,きつい..』
「んじゃ,そろそろねるか」
『うん,りょ-か』
「じゃ,3人で約束しよ-ぜ」
『え?約束って?』
「ず-っとばれ-を続けて,そんで3人ず-っとこれからも仲良しな」
「『当たり前」』
『けんま,くろ,ありがとうね,これからも宜しくね』
「「おう/うん」」
それから次の日の朝になるまで3人でいつの間にか寝ていました。
最初はくろと研磨の寝顔を(よだれ垂らして)見てたんだけどいつの間にか寝ちゃったみたい。
あ,ばれ-を続けようっていうのは一応私も無理やりやらされてたからね..
転生前よりは(多分)出来るはず!
明日から宮城か,何事も起きなければいいんだけどな。
なるべく平凡に穏便に過ごそうと改めて決意したとさ、ちゃんちゃん。