第2章 此処何処..?
キーンコーンカーンコーン
「起立!れい」
「「「「さよーなら!」」」」
「ももこ-!帰るぞおおお」
『うげ,わわかったよ』
「今日はおとなしくいっしょに帰るんだね」
『ふたりにはなしたいことあるしね』
「「...?」」
今日で最後の2人と一緒の小学校生活。
騒いで色々とあったけど楽しかったな。兄様は同級生と色々あるっぽいので3人で帰宅なうです。
「で,話ってなんだ-?」
『じつは,転校することになっちゃいました』
「え..?えっと,転校ってもうじゃああえなくなるってこと?」
「は?転校ってなんだ?どんな漢字書くんだ?意味は意味は?てか会えなくなるってど-ゆことだよ!」
『家のよ-じでね,宮城にお引越し,たまに夏休みとかあそびにくるから二度と会えなくなるわけじゃないよ』
「「...」」
「何で今までいわなかったんだよ」
『だって,いったら2人とも顔がしょぼ-んってなるかなって思って..今だってかなしいかおしてくれてる」
「ももこが居なかったら俺木兎さんを止められなくなっちゃう」
『あ!そっちの心配ね!こ-たろあんまりけ-じに心配かけないでよね!』
「は?ちょ,俺そんなことしてないだろ!」
「『え..」』
「えってお前らな!」
『あはは,2人とも今までありがとうね,楽しかった』
「また会えるんだろ?んじゃ,約束のはぐだ!」
『うぐ,くくるしい』
「って,赤葦!俺より先に何ももこに抱きついてんだよ!」
「早いもの勝ちです」
『みんなでぎゅ-ってすれば問題ない!」
いつまでもうじうじして居られないもんね。
それにこ-たろの言う通りまた会いに来られるしね!
2人に抱きつかれ抱きついてる私って今更ながら幸せ者です。
本当に有り難うね。