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【ハイキュー!!】私,脇役ですよね?

第11章 再開



夜久side

何だか懐かしい夢を見た気がした
少しぼーっとして居ると
突然あいつが苦しそうに起きた
涙を流しているあいつ

『ももこ..?』

驚いた表情浮かべながらも作り笑いをこちらに見せる

「や,やっ君..御免ね,起こしちゃった..?」

そんな表情見たくなんてないのにな
自分の布団をあげて布団をそっと叩く

『おいで..?』

驚いた顔をするあいつ
あ,そうか,脚..上手く動かすこと出来ないんだっけ

「へ..?『よいしょッ,俺がいけば良かったな..』..や,やっ君!」

そっとももこの口を手で塞ぐ

『しー..皆,起きちまう,大丈夫だ.俺はちゃんと居るだろ?』

するとまた泣きそうな顔をするあいつ
きっと俺達と久々に会って,過去の事思い出したんだろうな
お兄ちゃんってあいつの寝言かな?聞こえてきた,小さい声ながらも必死に呼ぶあいつの声が
俺だって未だに信じられない,幸駕兄にもう会えない何て
だけどあいつの苦しそうな声や表情で
本当にもう会えないんだってわかった
幸駕兄の代わりには俺はなれないかもしれない
だけど小さい頃から幸駕兄と共にこいつを守ってきたんだ

小さい頃から何処か大人びて
だけど時々悲し添うな顔をするあいつ

久々に会えて,最初まさかとは思った
大人びた声,身体,顔..久々に聞いた呼び方
そして,俺が幸駕兄と選んだおもちゃの指輪
ああ,本当にももこなんだなって
まだ付けてくれてるって嬉しかった
また会えて凄く嬉しかった
あいつの華奢な身体をそっと抱き締める

大丈夫俺が居るから,もう泣くな

そっと頭を撫でてるとぎゅっとまるでいかないでと言う様に俺の服を掴むあいつ

頭をそっと,大切にずっと撫でて居るといつのまにかあいつの眠った吐息が聞こえた

どうかいい夢を

「..ッ」

額にそっと口付けしてはまだ眠って居るあいつ

段々と自分のした事を思い出し頰真っ赤に染まる

その何処か儚げなももこの吐息を聞きながら中々眠れずにいる俺だったが

俺もいつのまにか夢の中へ誘われていた

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