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【ハイキュー!!】私,脇役ですよね?

第10章 集まった記憶の欠片



あれから,何とか叔母さんと話したりしてこれまでの生活を続けて行く事に決めた

あの昔の家はもう売りに出すと話が勧めていたらしい
だからなのかな,お兄ちゃんがあの家に呼んでくれたのかな何て
ゆ-に家に呼ばれて行った日は取り壊す直前の日だったらしい
例え家がなくなったとしても,思い出やお兄ちゃん達が居なくなるわけではないから
ずっと私の心の中に存在してる限り,思い出せる限り


..?ちょうど,あの隙間から見えたあの顔は..

『あさあさ..?』

「..!」

『ま待って..いッふ!』

危ない危ない,あーべっとから転がり落ちる所だった

「ももこちゃん!?」

『えへへ,捕まえた.御見舞い来てくれたんですか?嬉しい』

「..!本当に,ももこちゃん何だね..ああ,倒れたって聞いて..都合良すぎると思ったんだけど..」

『..?何でですか?そんな,私は来てくれて嬉しいです!』

「ももこちゃん..!」

『ふは,あさあさ相変わらずー..』

「そんなすぐ変われないよ,早くももこちゃん元気になれよ?」

一瞬見えたあの顔...

久し振りの撫でて貰えてる大きい手

『勿論!あさあさ,部活で待っててね』

「....ッ」

『...御免なさい,態と言いました.あさあさはバレー嫌いですか?』

「俺は...」

旭さんの手が震えてる

『...私はバレー嫌いになった事あります.
記憶喪失の時,何よりバレーが見るのが怖くて嫌で...
でも記憶喪失の時も何故かバレー部に居続けました
きっと迷惑だったと思います
だけど,私はこのバレーに救われたんです
バレーをやってなかったら皆に会えなかった
バレーはお兄ちゃんとの繋がりでもあるから
そして皆との繋がりでもあるから
私はあさあさのバレー姿好きですよ,凄くかっこよくて!
でも,バレーが嫌いになってしまったのなら無理にとは言いません..
でもあさあさが待っててくれるなら凄く嬉しいな,何て」

口下手だから,伝えられるかわからないけど精一杯伝えたつもり

長い沈黙を破ったのは旭さんだった

「....すぐにとは言えないけど,ももこちゃんの事待ってるから」

『...!はい,約束ですからね?』

旭さんが辛い時何も出来なかったけど
私は役に立てたと思っても良いですか?



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