第8章 blue対black
3人から逃れやっと帰宅
『はぁッ..はぁッ..』
ああ,嫌だな嫌だな
バレー部に居てから皆は私にあの表情しか向けてくれない
それにあの3人にも
私は何を忘れているんですか?
私は_________________________何?
「ももこ」
誰?名前を呼ぶのは,誰?
『×××ちゃん!』
あの嬉しそうに向かう人は誰?
私なの?
「ほら,可愛い笑顔を見せて」
『ふへ,うん!×××ちゃん大好き!』
「うん,僕も大好きだよ,だけどもう____」
誰!?ねえ,誰なの!?貴方は..誰??
何を話してるの?
‘思い出してくれないんだね’
誰..?私の声..?
‘皆貴方のこと見てくれてるのに貴方だけ逃げてる’
逃げてなんかない!逃げてなんか!
'無関心,無気力,生きる事にさえ関心が無くなった振り'
何言ってるの?振りなんてしてない!そんな事!
‘本当は誰よりもあの人達と関わりたくて,触れたくて,喋りたくて,力になりたくて共に居たいくせに’
貴方に何がわかるの!!貴方に..何が!!!
『..!はぁッ..はぁッ..』
ああ,何時の間にか帰って来てすぐに寝ちゃってたらしい
あの夢は何だったの,あの夢は..一体