第7章 此処から始まる物語
明日はとうとう試合らしい
私は行きたくないとさぼりを使おうと思ってる
え?だって面倒だしね
「ももこ?明日ちゃんと来るよな?」
『え..あー..朝は苦手ですので』
「何なら俺が迎えに行ってあげるべ」
いやいや,本当に大丈夫ですから
「先輩,朝苦手なんですかあー?」
あー,眼鏡野郎うるさいは
「ももこさん中学も苦手でしたよね」
『え..?』
「だから,中学の時も..」
『きて下さい!』
「は!?」
慌てて連れてきちゃったけどどうしようか..
あー..前の私の話が聞きたくなかったからって..
「中々聞くタイミングなくて,今更聞いても良いっすか?」
『きっと..影山くんが思ってる私じゃないですよ,記憶喪失らしいですし』
「...?記憶喪失?」
『えっと..要するに,貴方との記憶,全ての記憶が無いということですね』
「...!じゃあ俺の事も覚えてないって,本当だったんですか!?」
『まあ,そういうことになりますね..』
「...」
『えっと..影山くん?』
「..ッ,何でもないっす,えっと..俺ももこさんの中学校の時からの後輩で,明日の試合..元中学メンバーと関わらない方が良いっすよ」
『え..?あ,はい..?』
「あ..元中学っていうのは..及川さん,岩泉さん,空さん,国見,金田一,ぐらいですかね」
『えーっと..?有難う御座います』
何となーくは転生前の記憶でわかるようなわからないような
あー,そんなだるいことになるんなら本当にさぼろうかな
でも明日本当に迎え来そうだし..
あ,でも前居た所じゃないし場所わからないか
だるいだるい,明日どーなるんだろ