第8章 blue対black
とうとう試合当日
え?さぼろうとしたけどモーニングコールとお迎えが来て,無理矢理連れて行かれている最中ですけど??
私の脇役なろう計画は崩れていく音がした気しましたが,きっと,気の所為ですよね???
え?お迎えは..
「早く行くぞー」
『わかってます』
「なんだ?朝だからご機嫌斜めなのか?」
『菅原さん,態々本当に迎えに来て頂かなくても..それに,何で場所..』
「ん?先生に聞いたら教えてくれたべ」
私の個人情報おおおおお
いやいやいや,天使様可笑しくないでしょうか
え?可笑しいって思ってるの私だけ?
「それに,すぐ迷子になっちゃうだろ?」
『...なりませんよ』
「俺にはわかるぞ,なりそうだもんな」
ああ,ほらまた何処か辛そうな顔..
あー
「よし,改めて行くべ」
『..あの,この手は何ですか』
「ん?迷子にならないように対策?」
『いやいやいや,本当に大丈夫ですから』
無理矢理離そうとするも全然離してくれないし
はあ,もういっそう..このままでもいいかな
でもでも,この暖かい温もり..何処で覚えが..
(また,迷子か?..××)
ああ,何..?此処で起こりそうにならなくたって..
駄目駄目駄目駄目,抑えて抑えて
ここで吐き気と発作起こしたらばれてしまう
「ももこ..?大丈夫か?」
『...ッ..』
「ももこ?!」
『...!すすみません,少し目眩が,大丈夫ですから』
必死に何度も頷いては大丈夫だとアピールする
ああ,身体支えて貰っちゃったよ.
有難や,ってそんな心配そうな顔向けないで
大丈夫大丈夫,フード被ってるし大丈夫
とにかく,面倒くさい試合にれっつごーってね