第6章 また明日
それからは夜になってから唯と別れて、家に帰った。
時間を見れば21時を回っている。
もう北斗くんたちコンサート終わってるかな…
話したいな…
そのとき…
プルルルル…
画面を見ると知らない人からの着信。
一瞬北斗くんからかなと期待してしまった。
不審に思いながら通話を押した。
「望美ちゃん?オレオレ!樹だよー!」
電話の相手はなんと樹くんだった。
『樹くん!?どうしました?ていうか、なんで私の番号…』
樹「北斗から無理やり聞いた!いやー、大変だったよ!」
『は、はあ…。それで、どうかしたんですか?』
樹「あ、そうそう!俺ら明日の夜に東京に帰るんだけど、その前に望美ちゃんたちと会いたいなーって!」