第3章 仕掛ける
そんな私を見てから、北斗くんは顔を背けて吹き出した。
『っ、なんっ、で笑ってるっ、んですかあ~』
北「そっちこそ、なんで泣いてるの、ふふっ」
『だって、いきなりスタッフに呼び出されて、こんな部屋に連れてこられて、怒られると思ったから…』
北「そんな風に思ってたんだ!不安にさせてごめんなさい。俺がスタッフにお願いしたんだ。」
唯「どうしてですか?」
北「んー、望美ちゃんともっと話したいって思ったからかな!」
『えええええええ!!』
思わず立ち上がってしまった。
そして、また北斗くんが笑う。
北「ははは!やっぱり望美ちゃんって面白い」
『は?』
「MCで話し掛けた時の反応が可愛くて、気になっちゃってたんだよ!』