第3章 仕掛ける
『はい?』
近くのスタッフに呼び止められた。
「私について来て欲しいのですが、お時間大丈夫ですか?」
『え、私だけですか?』
「あ、お友達もご一緒で大丈夫ですよ。」
『唯いい?』
唯「うん!」
「では、こちらへ。」
私たちはスタッフに連れられ、関係者しか入れない通路を歩いた。
「この部屋に入って少々お待ちください。」
スタッフに案内されたのは誰もいない、椅子と机がある部屋。
私たちは言われた通り椅子に座ってなにか分からないまま待った。
唯「私たちなにかしたかな?」
『怒られたくないよ~』
唯「ちょっと望美!変なこと言わないでよ!」
『だってぇ~』
ガチャ…
え…うそ……