あなたの声が聞きたくて【another story】
第4章 花巻貴大
優「ねぇ、貴大」
「ん?」
優「あの時私に光をくれて、ありがとう。」
わざわざ俺の前に立って照れながらニシシッって笑うコイツが可愛くって胸が高鳴った。
「優」
優「なーに?」
「優は遠距離、、、つらくない?」
いま一緒にいれればとかそんなのただの現実逃避でしかなくて、これからもずっと傍にいたいから。
先に聞いておきたかった。
優「わかんない。でもきっとつらくなると思う。」
帰ってきた言葉はやっぱりかって感じで少し胸が締め付けられた。
優「私寂しがりだからね。練習もキツイだろうし」
「おう。」
優「逃げ出したくなる日もあるだろうし」
「、、おう。」
優「貴大に会いたいって思う日もたくさんあると思う。」
「、、、、おう。」
優「それでも、私は貴大のこと好きだから
ッ、、、だから、、別れた方がいいとか思わないでッ、、、」
考えていた事を言い当てられ困惑した。