あなたの声が聞きたくて【another story】
第3章 岩泉一【番外編】
その日は一人でご飯を食べて
一人でお風呂に入って
一人で寝た。
はじめが帰ってきたのは朝方だった。
バタバタと家に入ってきてそのまま自分の部屋に入っていった。
いつもなら遅くても夜中には帰ってくるのに、、、
覚醒しきらない頭で何かあったのかと言う心配だけを思った。
時間になって朝ごはんを作って
はじめの部屋をノックしても起きてこなくて
休みだったはずだからいいやと思い、そのまま寝かせておくことにした。
変だな、、、
そう思ったけど気のせいだって事にして
仕事に向かった。
「お疲れ様ー!!」
仕事が終わってチームの練習に行って
着替えを済ませて体育館に着くといつも通りのはじめが居た。
「二日酔い平気?」
岩「おう。へーきだ、悪かったな」
「、、なら、いいんだけど、、、」
ねぇ、どうして私の方を見てくれないのですか?