あなたの声が聞きたくて【another story】
第3章 岩泉一【番外編】
亀裂、とはいつ入るか分からないもので
それは突然やって来る。
「はじめー、今日は何食べる?」
練習終わりのいつもの会話だった。
岩「あー、わり。今日飲む約束してたの忘れてたわ。だから飯いんねえ」
「そうなの?だれー?」
岩「元伊達工のやつ。今こっち来てんだと」
「あー、もにーとか鎌ちか。」
岩「ああ。言い忘れててごめんな。」
「いいよ。次は無いよ?」
岩「うっ、、、スマン。」
「気をつけて行ってきてね」
岩「、、おう。」
この時既に、亀裂が入っていてのかな?
ねえ、
はじめ。
なんで嘘ついたの?