あなたの声が聞きたくて【another story】
第2章 及川徹
そうこうしているうちにやって来てしまう合宿の日。
明日から優は東京に行ってしまう。
帰ってくるのは今年が終わる3日前。
プロには休みなんて殆ど無いも同然。
年が明けて4日からまた合宿。
優の誕生日が4日なのに祝えない。
なんてこった、、、。
本人より俺の方がショックを受けてることが若干解せぬ。
荷造りをしている優をベットの上にうつ伏せに寝ながらぼーっと見つめる。
優「とーるくん?いつまでしょげてんの?」
「うるさいしょげてない。」
優「素直じゃないなぁ。」
「俺はいつでも素直で純粋だよ!!」
優「よくもまあ似合わない言葉トップ2上げてきたね。」
「俺はお前の中でどんなイメージなの!?」
優「さあねぇ?」
「はぐらかさないで!!」
俺の彼女は日に日に俺の扱いが雑になってきてる気がするんですが。