あなたの声が聞きたくて【another story】
第2章 及川徹
岩「おー解決したんか」
教室に戻るとノートを広げ机とにらめっこしている岩ちゃんがいた。
優「ありがと、はじめ!」
岩「ったく、、、世話かけさせんなっつーの」
優「はじめには感謝しておりますとも。」
岩「揚げ出し豆腐な。」
優「心得ておりますとも!」
岩「良かったな。」
淡々と進んでいく会話。
俺は完全に蚊帳の外。
モヤモヤする、、、。
「岩ちゃんと話し過ぎ、、、。」
後ろから優の肩に俺の顎を乗せてちょっとした妨害。
優「誰のせいでこうなったと思ってんのよ」
「俺ですスミマセン。」
ったく、、、と呆れながらも俺の頭を撫でてくれる手つきはとても優しくて幸せな気分になった。
岩「俺の目の前でイチャつくな。腹立つ、どっか行け」
「岩ちゃん僻みは良くないよ!!」
優「とーる。」
「ん?」
優「Be quiet.」
「ハイ。」