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あなたの声が聞きたくて【another story】

第7章 岩泉一【番外編】3











式の4時間前に控え室に訪れた私



着付けの人とヘアメイクの人に挨拶を済ませ心づけを渡すと、


あっという間に家から着てきた服から純白のウエディングドレスに着せ替えられて、気づけばメイクまで施されていた。


きっと今頃はじめは式場の人に挨拶してる頃かな



「できましたよ。」



声をかけられて鏡に目を向ければ


『花嫁』になった私が居た。


「お綺麗です。」


「あ、りがとうございます、、、。」


私が別人みたいになったところで、丁度良く部屋の扉がノックされた。


「はーい。」


「あー、俺だけど。」


「はじめ、打合せご苦労さま。ごめんね?はじめばっかりにやらせちゃって」


ドアを開けて入って来ないのは私が見ちゃダメーって念を押したから。


ホントの本番までみせたくない。


「構わねーよ。じゃあまた後でな。」


それだけ言うと部屋の前から去っていく足音がした。


「いい旦那さんですね」


「ええ、私には勿体ないくらい」



そして自慢の旦那さんだよ。






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