あなたの声が聞きたくて【another story】
第6章 松川一静
ワタワタと親しい人たちへ結婚の報告をして、気付けばどっぷり夜も更けていた。
「俺、優のファンに刺されねーかな?」
優「私のファンにそんな人は居ないは、、、ず。」
「自信なさげだね?」
うーん、と少し悩んだあと、なにか閃いたようでポンと手のひらを叩いた。
優「明日報道流れたらツイッ〇ーで呼びかけよう!」
まさかのSNS。
でもまあ優の公式ツイッ〇ーのフォロワー数はえげつない。
芸能人と並んでも引けを取らない。
「なんて送るの?」
優「んー?『私の旦那に手出した人(物理)は男女問わず私が直接伺います☆』って」
どうやってとか、何処にとか、明確に書いてないあたりが怖い。星が一番怖い。
ナニするつもりですか。
どうか俺に手を出さないことをオススメします。
優「ちゃんとした文書も関係各所には送るけどね。」
「いつの間に作ったの?」
優「、、、ナイショ。」
未だに優は謎が多い気がする。