あなたの声が聞きたくて【another story】
第6章 松川一静
花「松ー!大学どうだったー?」
「んー?受かったよ。余裕」
花「余裕とかムカつくわー。ま、俺も余裕だったけど!!」
「余裕ならいいじゃねーか。何張り合ってんの」
及「俺も受かったよー!」
岩「及川うっせえ。俺も受かったぞ。」
無事志望校に全員受かり、とりあえず一安心。
及「優も明日から海外遠征だっけ?」
「あーらしいね。」
花「どこだっけ?上海?」
「うん、北京な。」
花「あいつ中国語話せんの?」
「スマホのアプリ使って勉強してるって」
花「マジかよ!バレーしろよ!」
「移動時間とか休憩中に決まってんべ。優は及川と同レベのバレー馬鹿だぞ?」
「「そうだな。」」
及「果たして褒められてるのか貶されてるのか」
いつもと変わらず賑やかだけど、優のいないとやっぱりなんか違う。
なんかパズルのピースが欠けてるみたいな、そんな感じ。