あなたの声が聞きたくて【another story】
第6章 松川一静
あのお泊まりから約1ヶ月_____
優「うぅ、、、さぶいよー!!」
「だからマフラーしてこいって言ったじゃん。」
優「家出た時は平気だったんだもん、、、」
「あっち行ってそうそう風邪ひいたら元も子もないでしょーが。」
優「一静がおかあちゃん化してきてる、、、」
「誰のせいだと思ってんだ。」
及「お願いだから俺らのこと忘れないで?」
振り向くと及川を含めたバレー部の奴らに烏野、白鳥沢、どこで知り合ったのか分かんねえけど伊達工や和久南の奴までいた。
及「せっかくみんなで優の見送り来てるのに二人の世界作っちゃってさ。」
そう、今日は優が東京へ出発する日。
本当は3月からだったのに急遽1月に前倒しになってしまい、おかげで卒業式に参加できるかすら分からないと言った状況だ。
優「みんな寒いのにありがとー!!」
一生の別れみたいに号泣するボーズ君に前髪メッシュのリベロ君、、、に白鳥沢の2年セッターの奴。
澤「春高は見に来てくれよな!」
優「うん。絶対行く!」
ムカつきますが一旦置いておこう。せっかくの時間台無しにしたくないしね?
牛「俺は予定通り3月からだが頑張れ。」
優「ありがと。あっちで待ってる。」
嫉妬で不機嫌になりつつもなんとか堪えた。