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あなたの声が聞きたくて【another story】

第6章 松川一静








手ぇちっさ!じゃなくて、



「優?」



優「あっ、、、あと少しで会えなくなる、から、今のうちに甘えときたいなー、、、なんて」


長くなった髪でサッと横顔を俺から見えないように隠す優。残念ながら真っ赤な耳が隠しきれてませんお嬢さん。



きゅん。



え、待って。ちょ、180超の男子高校生のきゅん。とか誰得だよ。つか何なのこのちょっと古い言い回し、もっと他に無かったのかよ。いやズキュンも古いけどさ、そしたら他に何があんだよ。もうきゅんでいいよ。




と、一瞬脳内カオスが発生した。

(この間約0.5秒)



まあそれは一旦置いといて、



「可愛いすぎるからキスしていい?」



優「させるか。」



「わぁ即答。」



散々煽った挙句のお預け。



なんて高度なテク使いやがるんだッ、、、



優「外は恥ずかしいの。分かってよバカ。」



「家まで待たせて頂きます。」



我ながらとても単純だとは思うけど、それすらもどうでも良くなってしまうほど優が好きで好きでたまらない。





このあと優ん家着いてめちゃめちゃキスした。



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