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†D.gray-man† 追っかけ少女物語

第5章 ◆休暇の後





意味がわからん!




急に迎えられ、


テーブルにはご馳走とケーキが並んでいる。





俺の誕生日でもねぇし、


サラの誕生日でも無い。



が、明らかにサラと俺に向けての歓声だ。






「な、なんなんさ?一体・・・。」




未だに腰が引けてる俺に近寄る

非番エクソシストと科学班。


なっ、

ユウまでしれっと居るじゃん!



「チッ」


そんなユウと目が合うと

途端に舌打ちして食堂を出ていった。


ユウは怒ってんのか・・・?

さしずめ、昼食を邪魔されたんか?


そんなユウに頭を傾けていると

ふと間近で声がかかる。





「いやぁ、ラビ。

感心しちゃいましたよ。」



「遂に、やってくれたのね。」





アレンとリナリーさ。


一体なんの事だ?



「遂に、サラと一緒になったんですね!


教団内はその話題でもう持ち切りですよ。

今日はパーティです!」



そう言ってアレンに無理矢理グラスを渡され

キン、と音を立てて乾杯が成された。




「・・・はぃ?」



俺の返答も聞くことなく

その場にいる皆から

ワイワイ祝辞を言われるだけ言われ


皆はご馳走にありつき始めた。














ーーーいや、





「ちがうから!!!!」




何の勘違いしてるんさ、皆!

つか!どこからの情報さ!



キッとその場を睨むと片っ端から

メンツを見渡す。



すると、俺に1人だけ背を向け

体育座りで一人酒している人物を見つける。




クソッ!また、あいつか、、!






「コムイーっ!!」





そんな俺の雄叫びも虚しく響き


誰一人聞いてはおらず、




「まぁまぁ、ラビ。

今日の主役なんですから!」



アレンにテーブルまで連れてこられるざまだ。





そうして

この大規模な勘違いを訂正出来ないまま

時間が流れ、

結局遅めのランチ、なんて言いながらも


ワイワイと食堂で騒いでいたら

気付いたら外は暗くなっていて


時刻は18:50だった。





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