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†D.gray-man† 追っかけ少女物語

第5章 ◆休暇の後





「はなび、ねぇ、、」



少し考える。


日本の祭りに聞くその〝はなび〟

実際に見たことは無いが、

夜空に浮かぶ無数の火の粉は

一瞬で咲き、一瞬で散ってゆく。

その光景はかなりの見物なんだとか。


その〝はなび〟を作る職人も

長い月日を掛けている。その一瞬の為に。


俺も一度は見てみたいと思っていた。

日本ならではの繊細な芸術。




そして、

そんな花火を手頃に出来る

手持ちはなび とやらもあるらしい。


きっとサラは後者を言ってるんだろう。




ーーーーしっかし、なぁ。



「はなび なんてここらじゃ売ってないさ?」




そもそもフェスティバルで

たまに打ち上がるのを見る程度の花火を

手持ちで簡単に遊べる感覚で

買えるものでもない。




『そう、だよね。』



俺の言葉にヘラッと笑って

そのまま前を向いて歩き出すサラ。




ーーーん?

諦めたんさ?

・・・珍しい。





まぁ、いいか。



とそのまま先行くサラの後ろを着いて行く。



勿論、行先は食堂だ。












ーーーーー「おかえりなさーーい!!」





「うわっ!な、なんさ?!」





食堂に着くや否や

大歓声で迎えられ、思わず腰が引く。



、、、一体何事さ?




食堂を見渡すと見知ったメンツが

こちらを向いてニコニコ笑っている。


そして、呆気に取られている中

誰かが叫んだ。



「記念日、おめでとう!」

























「は・・・?」








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