• テキストサイズ

†D.gray-man† 追っかけ少女物語

第5章 ◆休暇の後





『ねぇねぇ、

少し遠回りしたっていいよね。

まだ夕暮れ前だし。』




あの直後

サラのワールドが余りにも酷く

俺の背中から直ぐに降ろして

今はいつもの通りに

俺の後ろに張り付いている状態だ。




・・・彼女は、

寄生型対アクマ武器保持者のエクソシスト。


多少の傷であればその傷は

通常の人間よりもかなり修復が速い。


きっと、先程の高速移動による気持ち悪さも

直ぐに治ったんだろう。



だからって・・・



『それよか、お腹空いたねー!

コムイさんに報告終えたら

遅めのランチにしようよ。』



顔色の悪さは少し残ってはいるものの、

こんなに早く正常に戻るなんて・・・。



『外食も楽しかったなぁ。

また、絶対の絶対に行こうねっ!絶対!』




「 あのー・・・サラさん?」




『この髪飾りも一生大切にするよ!

肌身離さずつけるんだ~。

ラビから初めて貰った贈り物。』




「 いや!聞けって!」



バンバン背中にくるサラの世界。

もはや、攻撃とも言えるそれは

今までのような空想の物語ではなくて

現に行った時間の話題。


サラにとってはきっと、

良い思い出になったんだろうけど。




『ん?何?どうしたの?』



やっと俺の言葉が届いたのか

サラは話すことを辞めて

俺に向け首を傾げる。



「 ・・・いや、今回はその、

アクマが出て任務みたくなっちゃったし

コムイに報告する為に

早めに切り上げて帰ってきたから


また、今度

・・・気晴らしの続きでもしね?」



語尾の方をボリュームダウンさせながら

少し気恥しくなり俺は頭を掻く。




『ラビ・・・






それって、















脈アリアリのサインですか・・・!』









「 ・・・・・・・・・。」







ー・・・いや、もうほんと、


なんなんさこの子・・・。





狂いまくりさ・・・。



/ 98ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp