第4章 ◆休暇任務
「 ・・・・・・・・・え゛」
ぎゅっとしがみ付く
サラの背中を支えながら
サラの発言に対して漏れる
情けない俺の声。
ー・・・・・・・・・・・そういう事か。
「 はぁ・・・、
してやられたさ。」
盛大にため息を付いた後
未だ俺にしがみつくサラを
ゆっくりと剥がす。
「 なぁ、サラ?
サラが対峙したアクマって
レベル2さ?」
『 ・・・え?
確かにレベル2だけど・・・。
どうして?』
ゆっくりと俺から引き離したサラに向け
ひとつだけ質問を投げかければ
その姿は少しだけ頭を傾げた。
ーそう、
俺が対峙したアクマも同じ事を言っていた
しかし
サラが破壊したアクマもレベル2。
「 要は、
俺らエクソシスト2人が揃ってちゃ
アイツらは敵わねーって思ったんさ。」
『 ・・・だから、
お互い1人の時にしか襲って来なかったの?』
簡単に言えばそゆこと。
そう付け加えて、ワンコの方へと体を向ける。