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†D.gray-man† 追っかけ少女物語

第4章 ◆休暇任務





『ラビが私のこと見てくれてたのに

なんで私外見ちゃってたんだろう・・・。

勿体無い・・・、

監視カメラとかないのかなぁこのお店。

できたらその映像欲しい。

あ、

教団の名前出して映像を押収・・・』


「こらこらこらこら!

なんつー事言うんさ!

ダメだからそんなん!」



いきなり何を言い出すのかと思いきや、

ヒートアップすると手が付けらないサラを

何とか止める。


権力を使って映像を私用するなんて

コムイみたいな発言するんな・・・。

血の繋がったリナリーより

コムイに似てんじゃねーか?サラ。


そんなことされて、

怒られんの俺だから。


勘弁してくれ・・・。


そんなため息を零す俺の前で


『うーん、

生で見れるし、ここは我慢するよ!』


なんとか解決したらしいサラは


『ごちそうさまでした。』


丁寧に手を合わせて頭を下げていた。



ー・・・そういう所は

キチンとしてんのな・・・。



まぁ、サラのストーカー的行為は

今に始まったことじゃないし、


俺もサラにつられて

手を合わせる。


そして、外を見て


「・・・行くか。」



そうサラに告げ

サラが笑顔で頷き

カーディガンを羽織るのを確認して

俺も席を立った。



そして、会計を済まし外へ出る。



『 わぁ、すごい人だね!』


次第に賑わう街中を見渡すサラを横目に


「行くさ。

はぐれんなよー。」


そう言って俺は人混みの中を歩き出した。



『え、行くってどこに?

行き先決まってるの?』



そう言いながらも

小走りで俺についてくるサラ。


「 決まってる決まってる。」



ーいつも、俺が振り回されてんだから

今度は俺について来いさ、サラ。




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