第8章 カカシとの同居
•カカシside
ユヅキ
「兄さんはあなたが来たのを察して早々に帰って行きました。そこからは記憶がありません。」
記憶がない?
カカシ
「どうして記憶が無いんだ?」
ユヅキ
「わかりません。目が覚めたらベッドで寝ていたようで、もしかしたら夢じゃないかと思うくらいです。」
カカシ
「って、ことは君に聞いた方がはやそうだね。」
奏多を指差して言った
ユヅキ
「どういうことですか?」
奏多
「ユヅキ、気絶させた。」
ユヅキ
「どうして?」
奏多はオレをじっと見ていた
奏多
「話すことあった。」
ユヅキはそれで納得したのか、深くは掘り下げなかった
昨日のことだけしか聞かないでおこうと思っていたけど、詳しく聞きたいことがでてきた
カカシ
「奏多についての話は途中で終わっちゃったけど、説明してもらえるのかな?」
ユヅキ
「……奏多についての詳しい話は、……そうですね、私がアカデミーを無事卒業し、カカシさんが私の先生になった時にでも話しましょう。」
…はい?
いやいや、オレがユヅキの先生になるとは限らないし…
カカシ
「オレが先生になるとは限らないよ?」
ユヅキ
「大丈夫です、なりますから。」
いや、そんな未来予知のようなこと言われても……
ユヅキ
「未来予知のようなこと言われても…、そう思いましたね。」
すごい、当たってる
どういうことだ?
そんなに顔に出てるのか?
ユヅキ
「顔に出ていなくても、わかってしまうんですよ。」
何を言っているんだ…?