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うちはの少女

第8章 カカシとの同居




•ユヅキside

朝、起きたら私はベッドの上にいた

確か、兄さんに会って、それから……

どうなったの?

覚えてない……

そうだ、奏多と見つからないように帰ろうとしていて…

そこから記憶がない…


そして、気付いた

いつも隣で寝ている奏多がいなかった

私はベッドから降りて、着替えはじめた

奏多のことだから、あまり心配はしてない

私はのんびりといつもの様に着替えた

そして、眼帯をつけ、マフラーを巻く

鏡の前に立って、確認する

ユヅキ
「よし、大丈夫。」

私は部屋を出た

すると、目の前には衝撃的な光景が


カカシさんと奏多が向かい合って座っていた

何で、奏多が人の姿に…

いや、正確にいうと奏多は人じゃなくて、吸血鬼だけど…

てか、そうじゃなくて!

ユヅキ
「ぁ、あの…」

私はなんとも言えないこの空気を破りたかった

カカシ
「ま、ユヅキ、こっちに来なさい。」

カカシさんに従い、私は奏多の隣に立つ

ユヅキ
「……」

カカシ
「じゃあ、とりあえずは彼のことを紹介してくれるかな?」

カカシさんは真面目な顔つきで言った

隠すのは困難

そう思った

ユヅキ
「……彼は奏多といい、吸血鬼…です。訳あって私のそばにいます。」

カカシ
「その訳は?」

カカシさんは引き下がりそうにない

でも、

言えない

ううん、違う

言いたくない

ユヅキ
「言えません……。」

カカシ
「……イタチが関わっているのか?」

何で兄さん…?

ユヅキ
「…いえ、奏多と出会ったのは、カカシさんが病院に私を訪ねてきた日です。」

カカシ
「弟は、この事は?」

ユヅキ
「サスケは私が捨て猫を拾ったのだと思っています。」

それからもカカシさんの質問は続いた

どこで出会ったとか、なぜ拾ったのかとか、私が答えたくない質問ばかりを質問してくる




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