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うちはの少女

第8章 カカシとの同居




•ユヅキside

私はカカシさんの家を出て、サスケと住んでいた家に行った


サスケの家の前まで行くとすでにサスケがいて

サスケ
「おはよう。」

ユヅキ
「おはよう。」

サスケ
「ほら行くぞ。」

サスケは私の手を引いて歩いていった



私にとってアカデミーはとても楽しいものになった

友達もでき、幼い頃に通っていた時とは全く違うものに変わっていた

相変わらず、サスケは人の輪には入ろうとはしなかった

みんないい子ばっかり

だからこそサスケと合うような子は一人もいないみたいだった

サスケは未だ口には出さないものの、兄さんを恨んでる

憎んでる

殺そうとしてる


そんな気持ちを少しでも和らげようと私は明るく振る舞った


でも、効果はあまりなかった


今日のアカデミーも終わって、

サスケ
「じゃあな、ユヅキ。」

私はサスケを家まで送ってから、買い物を済まし、カカシさんの家に戻った

カカシさんはまだ帰っておらず、私は夕食の支度をした

ちょうど出来上がった頃にカカシさんが帰ってきた

カカシ
「あら、もう出来てるの。じゃあ、いただこうかな。」

ユヅキ
「はい、どうぞ。私はもう食べましたので。
……少し散歩に行ってきます。」

私は有無を言わさず、外へ出た



カカシさんに嘘をついた

カカシさんは私の嘘に気づいてるだろう

そう思って、私は外へ出てきた

問いつめられると困るから仕方ない

そう自分に言い聞かせて


困るんだ……奏多のことバレたらどうなるかわからないから……




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