第8章 カカシとの同居
•ユヅキside
カカシさんが私の髪を拭いてくれた
お礼を言ったら、カカシさんは一瞬フリーズした
カカシ
「っあ、どういたしまして。」
次の瞬間には戻ってたけど
私は見逃さなかった!
カカシさん、何にフリーズしたんだろ?
私の笑顔?
確かに、笑顔にはあまり自信がない
でも、不自然じゃないはず…だけど考えても仕方ないしいいか
カカシ
「じゃあ、オレも風呂入ってくるからもう寝なさい。」
カカシさんはそういって風呂場にいった
……部屋に戻ろう
部屋には奏多がベッドで寝ていた
しかも猫の姿じゃなく、人の姿で
ユヅキ
「奏多、起きて。人の姿で寝ないで。カカシさんにバレちゃう…。」
奏多
「…ユヅキ?」
寝ぼけているのか、首を噛もうとしてくる
ユヅキ
「待って。」
奏多
「何」
奏多は起き上がってベッドに座り直す
ユヅキ
「これからは、カカシさんにバレないようにしないといけないから、血は私がいいって言う時以外はダメ。」
奏多
「わかった。今いい?」
ユヅキ
「うん、どうぞ。」
私は両手を広げて言った
奏多は私の腕を引き、自身の足の上に私を座らせるようにして、抱きしめてから血を啜った
そういえば、奏多に血を吸われても痛くはなくなってきた
慣れだろうか?
奏多はしばらくすると私の首元から離れた
奏多
「ごちそうさま、ありがと」
ユヅキ
「さ、もう寝るから猫の姿になっておいて。じゃないとカカシさんにバレちゃう。」
奏多
「わかった」
奏多は見慣れた猫の姿に戻った
ユヅキ
「ほら寝るよ。おやすみ」
奏多は鳴いて返事をした
サスケは今何してるのかな?