第7章 アカデミー
•サスケside
家についてから、ユヅキが静かだと思っていたらベッドでもう寝ていた
初日で疲れたんだろう
ユヅキの横にはあの猫もいた
猫も寝ている
……オレも少しは疲れたし、昼寝にするとしよう
結局、起きたらもう夜中だった
隣を見るとまだユヅキが寝ていた
ユヅキはずっと寝ていたのか…?
真っ暗で見えにくいけど、隣には確かにユヅキがいる
今はそれだけでいい
もうユヅキさえいれば他はいらない
ユヅキだけがオレを理解してくれるから
オレはユヅキの頭を優しく撫でる
ユヅキ
「サスケ…?」
どうやら起こしてしまったらしい
ユヅキ
「どうしたの?」
サスケ
「いや、なんでもない。」
オレはもう一度だけ、ユヅキの頭を撫でた
それから、毎日アカデミーに通うようになると、ユヅキは次第に友達も増えていった
と言っても、男ばっかだが
女はどうしても難しいらしい
オレによく弱音を吐いては沈んでいた
あいつも例外じゃなかった
“うずまきナルト”あいつと一番仲がいい
よりによってあいつなのが嫌だった
だが、ユヅキはいいやつだと言って聞き入れない
友達依然に、人と関わらない方がいいと言った時
ユヅキは、人と関わらずして生きていくことは出来ない
そういった
オレにはその言葉の意味がわからなかった