第7章 アカデミー
•ユヅキside
目をそらしてから、数秒後、その子は口を開いた
ナルト
「な、ナルト…、うずまきナルトだってばよ‼︎」
急に大きな声で叫ばれた
ユヅキ
「そんなに大きな声で言わなくても聞こえるよ、ナルト君。」
ナルト
「……お前、オレのこと避けないのか?」
避ける……?どうして?
もしかして、朝のこと気にしてる?
ナルト
「やっぱ、何でもねぇーってばよ‼︎」
そう言って、ナルト君は笑った
ナルト
「朝のことは悪かったってばよ…。」
イタズラのことだね
ユヅキ
「気にしないで、少し驚いたぐらいだから。あのイタズラ、毎日やってるの?」
そう聞いたら
ナルト
「おう!イルカ先生ってば、毎日面白いんだってばよ。」
それから、少しの間ナルト君と楽しく話してたら…
イルカ
「ナルト、ユヅキ。」
後ろに怖い顔したイルカ先生が立ってた
イルカ
「今、何の時間だって言ったかな?」
イルカ先生、怒りながら笑ってる
不気味な顔…
ユヅキ
「分身の術の練習ですよね!今、上手くできないってナルト君が言うから教えていたんですよ。」
適当にその場を凌ぎの言葉を吐いた
イルカ
「それは、本当か?ならば、印を結んでみろ。」
ナルト
「え、いや、オレってば」
ユヅキ
「やだなぁ、ナルト君。さっきから言ってるよ、こうだって!」
とりあえず、イルカ先生の言うことを先にしてナルトに見せた
イルカ
「ナルトに聞いたのに、お前がやってどうするんだ…。はぁ、もういい、ちゃんと練習しろよな。」
ため息一つついてイルカ先生は去って行った
ユヅキ
「何とかやり過ごせたね。危なかった〜。」
ナルト
「お前、頭いいんだな。」
ユヅキ
「そんなことないよ。そろそろ授業も終わるね。じゃあ、私は戻るよ。頑張ってね、ナルト君。」
私はサスケの元へと戻った