第1章 プロローグ
サスケが部屋にいってから、フガクは急ぎ会合を開いた
会合では、ユヅキが大蛇丸に攫われたこと、それに対する対応について話し合われた
シスイ
「なら、今からでも遅くない、木ノ葉周辺を探そう。」
フガク
「シスイ……。俺からも頼む。」
フガクは一族みんなに頭を下げた
シスイとフガクにより一族総出でユヅキの捜索は行われた
だが結局見つかることはなく一週間が過ぎ、ユヅキの捜索は打ち切られた
イタチ
「クソ……。」
(俺は妹一人守ってやることができない……。なんて情けない兄なんだ……。)
一人沈むイタチ
その横にフガクがやってきて隣に座った
そしてしばらくして口を開けた
フガク
「いつまでも落ち込んでいても仕方ないだろう。ユヅキのことはもう里に任せよう。」
フガクはそう言ってイタチの肩をポンッと叩いて去っていった
幸い、三代目火影である猿飛ヒルゼンが捜索に協力的だったため、大蛇丸のアジトらしき物のいくつかを潰すことは出来た
三代目はきっとこれが狙いなのだろう、イタチはそう感付いていた
だが、大蛇丸のアジトらしき物は潰せても肝心の大蛇丸はどこにも居なかった
イタチのそんな生活が続くに連れ、家族はユヅキの話を一切しなくなった
まるでユヅキなど初めから存在しなかったように