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うちはの少女

第1章 プロローグ




家に着いたイタチは真っ先に両親のいる居間に向かった

イタチ
「父さん!」

勢いよく扉を開け叫んだ

フガク
「騒がしいぞ、イタチ。」

イタチ
「今はそんな悠長なことを言ってる暇なんてない!」

イタチの異変に気づき、何かあったのだの悟ったフガクとミコト

ミコト
「サスケはこの部屋にいなさい。イタチ、奥の部屋に。」

ミコトの言葉で部屋を移った

ミコト
「何があったの?」

ミコトによる静止も聞き入れずにイタチは右手に持っているユヅキのリボンを両親の前に差し出した

フガク•ミコト
「!?」

フガク
「どういうことだ。」

イタチ
「わからない。でも、あの場所にユヅキは居なかった。」

それからイタチは自分が見たものを全て洗いざらい話した

フガク
「イタチ、その場所に案内しろ。」

フガクの言葉にイタチは頷くと案内した

その場所を見たフガクは驚きを隠せずにいた

フガク
「そんな…。」

イタチ
「?父さん?」

フガク
「イタチ、これは大蛇丸の仕業だ。」

大蛇丸、イタチはその人物を話では聞いたことがあった

もっとも、木ノ葉の裏切り者、伝説の三忍、など誰もが知るような情報でしかない

そんな男に何故攫われたのか、そうイタチが考えていると一つの答えに辿りついた

イタチ
「写輪眼か……。」

フガク
「あぁ、おそらく間違いないだろう。一度家に戻るぞ。」


フガクはそう言うと足早に歩きだした

イタチ
(あの父さんが焦ってる…?噂通りの危ない人ってことか)



家に戻るとサスケが心配そうな顔で待っていた

サスケ
「ねぇ、ユヅキは?ユヅキを迎えに行ったんじゃなかったの?」

サスケの問いにフガクとイタチは目をそらす

サスケは目の前の父と兄がいつもと少し雰囲気が違うことに気づいた

サスケ
「……き、今日はもう疲れたから部屋にいって寝るよ。おやすみ父さん、兄さん。」

フガク
「……あぁ。」

イタチ
「おやすみ、サスケ。」



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