第5章 二人の決意
•サスケside
それからどれくらいが経ったのかわからないが、オレは目を覚ました
まだぼーっとしている頭
サスケ
(…夢……)
そう思っていると現実に引き戻された
サスケ
「痛ッ!」
腕に走る痛み
そっと腕を見ると包帯が巻かれていた
全てを思い出した
オレは起き上がり、病院を抜け出した
向かった先はオレの家
あの部屋には両親の遺体はなく、遺体のあったところにテープが貼られていた
オレはその場でしばらく、声を我慢して泣いた
その後、オレは病院に戻ってユヅキを探した
最後に兄さんは「ユヅキを頼む。」と言ったんだ
死んでないはず……
でも、どこを探してもユヅキの病室は無かった
何でないんだ?
オレはそこらを歩いていた病院の人に聞いた
どうやらユヅキは暗部の護衛がついて入院しているらしく、結界が張ってあって普通の人には見つからないようにしているらしい
オレはその場所を聞いて、そこへ向かった
そこには、暗部の面をつけた人が二人いて、名前を言ったら入れてもらえた
ユヅキは魘されていた
首には大きな手で絞められた様な跡
サスケ
(これも…兄さんが…やったの?)
その跡から考えて、オレは答えを出した
サスケ
「ユヅキは、兄さんに殺されかけた……?」
兄さんは「頼む」とか言っておいて、ユヅキを殺そうとしていたの?
なんだよ…それ……意味わかんねーよ………
それから、ユヅキは数日してやっと目を覚ました