第5章 二人の決意
ユヅキが眠って、しばらくした頃
フガクとミコトは帰ってきた
二人は奥の部屋で話していた
一方、ユヅキは二人が帰ってきたとは知らず、喉が渇いたため部屋を出て台所に行った
そして、コップに水を注いで飲む
飲んだ後は片付けをしてから部屋に戻ろうとした時、奥の部屋から話し声が聞こえた
ユヅキ
(父さんと母さん…かな?帰ってたんだ……。)
そして、奥の部屋の扉を開けようとした時
フガク
「殺すしかないだろ‼︎一族で話し合った結果だ!」
感情的な父
ミコト
「そんなこと言ったって、あの子は何もしてないじゃない‼︎大蛇丸に…攫われていて、やっと帰ってきたところなのよ⁉︎そんなのあんまりだわ‼︎」
こちらも感情的
扉の中で話し合われている話は自分のことだと、ユヅキはすぐに分かった
ユヅキ
(こんな所でそんな話しないでよ……。)
そんな事を思っている間にも両親の話は進んでいく
フガク
「輪廻眼なんて得体の知れない物を持ってるんだ、仕方ないだろ。それに…以前とは違うじゃないか。本当にあれが俺の娘だったユヅキなのか?」
ミコト
「何を言っているのよ‼︎自分の娘も見極められないの⁉︎あの子は、元から貴方の言う通りに動くように育ててたじゃない‼︎サスケが可哀想よ‼︎貴方が自分を見てくれないってサスケが言ったのよ⁉︎」
フガク
「そんな事はない。ちゃんと見ている。それに一度落ち着け。」
しばらくの間
ミコト
「……はぁ。確かにそうね。」
フガクの一言で少し落ち着いたミコト
そんな所に
イタチ
「ユヅキ、何をしているんだ?」