第20章 サスケと大蛇丸
ナルト
「それなら…それならなんであの時オレを殺さなかった!?それで断ち切ったつもりかよ!サスケ!!」
サスケはユヅキの顎に手をかけ口づけをし、ユヅキを離した
サスケ
「簡単な理由だ。お前とのつながりを断ち切れなかったんじゃない。あいつに聞かされたやり方に従って力を手にするのがしゃくだっただけだ。お前に言えるのは、あの時お前の命はオレの気まぐれで助かっただけだということだ。」
サスケはナルトの肩に手を置いた
サスケ
「なァ、ナルト。だから今度はオレの気まぐれでお前は命を落とすんだぜ」
ゆっくりと腰に挿してある刀を抜いたサスケ
ナルト
「仲間1人救えねェ奴が火影になんてなれるかよ。そうだろ、サスケ」
サスケは鼻を鳴らすと刀を持つ腕を大きく振りかざし、サイが止めに入る
サスケ
「その防ぎ方、正解だったな」
ナルトがサスケから距離を置こうと離れたところをヤマトが抑えようとするが、サスケは全身から千鳥を流した
サクラが止めようとサスケに立ち向かうも、ヤマトが危険を察知し割って入る
だが、防ぐことができず肩にサスケの刀が差し込まれる
サスケ
「その防ぎ方、失敗だったな」
サスケがナルトに気をとられていると見たヤマトはサスケを木遁で囲もうするがサスケは破壊して抜け出し、地上に上がった
ユヅキ
「サスケ…」
起き上がったユヅキはフラフラと立っているのもやっとの有様でサスケを見ていた
ナルト
「もうじきお前の体は大蛇丸にとられちまうんだぞ!」
ユヅキ
「!?」
サスケの向いている方に顔を向ければ、ナルトやサクラがいて驚くユヅキ
サスケ
「子供のままだな。オレにとって復讐さえ叶えばオレがどうなろうがこの世がどうなろうが知った事じゃない。イタチは今のオレでも大蛇丸でも倒せない。その可能性があるのはユヅキだけだ。だが、大蛇丸にオレの体を差し出す事でそれを成し得る力を手に出来るならこんな命いくらでもくれてやる。」