第20章 サスケと大蛇丸
ユヅキ
(ひとまずここは離れるべきだ!そうしないとナルトくんが自我を保てなくなった時、巻き添えにあう)
ユヅキと奏多は素早くその場を離れた
ユヅキ
(今のうちに周囲500メートルに絞って探知するか…)
「奏多」
奏多はユヅキの方を見てから頷き、静かに目を閉じていた
奏多
「見つけた、人の多い場所。」
ユヅキ
「じゃあ、そこへ行こう。」
地上には何も見当たらないということは地下にアジトがあると考えたユヅキは侵入方法に悩んでいた
ユヅキ
(とりあえず、正面突破は大蛇丸に出くわす確率が高くなるからダメ、そうなるとどうしたものか…。ナルトくん達木ノ葉が潜入するのを待つか、大蛇丸達が戻った時に紛れ込むか…。後者はリスクが高い、それにナルトくん達が来るとも限らない。じゃあ、探すしかないか、一番手薄なところを。)
ユヅキ
「奏多、このアジトの全体を測ってから手薄なところから潜入するよ」
奏多
「わかった」
簡単に探しただけでも4つの入り口が見つかった
それぞれ東西南北に分かれており、そのうちの一番手薄であった西から潜入することを決めた
ユヅキ
「西だけ、門番が1人っていうのも何かありそうだね。」
奏多
「…土遁使いだ」
ユヅキ
「どんな忍術使って来ても一瞬で眠りについてもらう」
ユヅキは相手に気づかれる前に、幻術に落とし楽々と中に入っていった