第20章 サスケと大蛇丸
ユヅキside
この任務に就いてからおよそ2年が経った
少し前に風影でもある我愛羅くんが”暁”という組織にさらわれたと聞いた
この2年で私は多くの事を知った
兄さんの事、この世の情勢、他にも色々知った
兄さんは所属している組織の幹部クラスであるということ、暁という組織は化け物ぞろいであること
知れば知るほど恐ろしい組織だった
私は個人的に暁についても探りながら、大蛇丸の動向を追っていた
全てはサスケのために…
奏多
「…ユヅキ、誰かいる」
ユヅキ
「うん、そうだね。カブトかな?」
私はカブトが、暁のサソリと密会するという情報を掴んで、密会場所である草隠れにあるとある橋に来ていた
そして、それ以外にもあと4人いる
1人はサソリ、あと3人は隠れている
サソリとカブトが話し始めたと思えば、大蛇丸が出てきた
ユヅキ
「…。気付かなかった。」
そしてカブトがサソリを攻撃したことにより、これは密会ではなく大蛇丸達によるサソリ抹殺であると考えた
そして、サソリの中から出てきた木ノ葉の額当てをした人の合図により、私が認知していた3人も出てきた
そこにはナルトくん、サクラちゃんの2人ともう1人知らない男の子もいた
そして、大蛇丸がナルトくんを煽ったことにより、ナルトくんの中の尾獣の力が姿を現し、その攻撃により大蛇丸の顔が剥がれていた
ユヅキ
(何あれ、不気味だな…)
それでも大蛇丸は顔に手を当てると元どおりになっており、それを見て悪寒がした