第18章 里抜け
•ユヅキside
5代目との約束に遅れないように、支度をして家を出た
いつも通り、のはずだった
最初は首が痛くなり、すぐに痛みは全身に回り、呼吸が苦しくなった
そして私はその場に倒れこんだ
目を覚ませば病院にいた
状況が読めずにいると、奏多がいた
奏多
「やっと、目、覚ました」
私は奏多に現状の説明を求めた
すると、サスケが里を抜けたこと、私がサスケの呪印につられて命を落としかけたらしい
出かける用意をしよう
呼吸器や点滴やら、繋がれているものを外した瞬間、アラームが鳴り始めた
奏多
「もう行くのか?」
ユヅキ
「うん、そうね、サスケと話がしたい。奏多、家まで送ってくれる?」
奏多
「もちろん。」
ユヅキ
「その前に、少し時間が欲しいから、作らないとね」
影分身を作り、寝かせた
ユヅキ
「あなたはここで時間を稼いで。私はサスケと話をしてくるから…」
分身の私は頷くと、気をつけていってらっしゃいと言った
ユヅキ
「奏多、来て。」
腕を広げると、奏多が素直に来た
奏多
「いいの?」
ユヅキ
「最近出来てなかったでしょ?」
奏多
「じゃ、いただきます」
奏多は私の首に噛みつき血を啜る
ユヅキ
「んっ…」
痛みから少し歯をくいしばる
奏多
「ありがと、ごちそうさま」
ユヅキ
「さ、用意もできたし、いこうか。あと一箇所だけ寄り道してからね」