第18章 里抜け
シカマル
「サスケを連れ戻すだけっスか!?」
綱手
「ああ…。ただしこの任務は急を要する上に厄介な事になる可能性が高い」
シカマル
「え?」
綱手
「この手の話は初めてじゃなく前例があってな…。大蛇丸の手のものがサスケを手引きしている可能性が高い」
シカマル
「だったらこの任務、4人小隊の人員構成は上忍と中忍だけにしてくださいよ。それかうちはユヅキを隊長において下さい」
綱手
「それはどちらとも出来ないんだよ…、分かってるだろう。今はほとんどの上忍たちは必要最低限の人数だけ残して、皆任務で里外に出てる。これより30分以内にお前が優秀だと思う下忍を集めるだけ集めて里を出ろ!」
シカマル
「待ってください!サスケのことならユヅキが1番適任っしょ!?」
綱手
「うちはユヅキならついさっき路上で倒れ搬送された」
シカマル
「…はぁ、めんどくせー…けど知ってる奴のことだけにほっとけねーしな。ま、なるよーになるっスよ」
綱手は1人だけ推薦してシカマルを退出させた
綱手
「次にユヅキの方へ行かないとな」
綱手は木ノ葉病院へと向かい、そこでユヅキの詳しい状態を聞いた
医師
「呼吸が止まり、辛うじて心臓がわずかに動いているという危ない状況でした。」
綱手
「で、今は呼吸器を繋げ、なんとか生きているといったところか…」
医師
「はい。少し詳しく調べてみたところどうやらチャクラが乱れ、生命活動を停止させようとしていました」
綱手
「なんだと!?…ここから先は私が診る。ご苦労だったな、下がっていいぞ。」
医師
「はい。失礼します」
医師が去った後に綱手は1人考えていた
綱手
(やはり呪印か…、ならばサスケのやつにも何か変化があったと考えて良さそうだな)