第18章 里抜け
執務室、そこでは綱手が机に突っ伏して寝ていた
そこに書類を持ったイズモとコテツがやってきた
綱手
「ご苦労…」
コテツ
「あー!5代目今寝てたでしょ!オレたちに書類取りに行かせて!自分だけ寝てたでしょ!」
視線を逸らす綱手
イズモ
「そんな事より火影様、ご報告したいことが…」
深妙な面持ちで話し始めたイズモ
その内容に綱手は驚きはしたが即座に2人に指令を出し、2人は部屋を出た
綱手
「まさかもう動いているとはな…。」
そう呟いて外を眺めていたところ…
??
「火影様」
面をつけた忍が1人膝まづいていた
綱手
「暗部の者か…」
暗部
「ご報告します。うちはユヅキが路上で倒れているところを搬送されました」
綱手
「なんだと!?」
暗部
「発見時、呼吸は弱く、脈も弱かったとのことです。詳しいことは不明ですが、目撃者によると一瞬だけ苦しそうになりその後ゆっくりと倒れたようです。今は木ノ葉病院にて処置を施しています」
綱手
「わかった。下がれ。」
暗部
「はっ!」
綱手
「…どう見るべきか」
少ししてからシカマルが来た
綱手
「昨夜遅くにうちはサスケが里を抜けた…。ほぼ間違いなく音の里に向かっている」
シカマル
「抜けた!?どうして!?」
綱手
「あの大蛇丸に誘われちゃってるからだよ!」
シカマル
「!
…ちょ、ちょ…ちょい待ってくださいよ!何であんなヤバイ奴にサスケが誘われなきゃいけないんスか!?」
綱手
「そんな理由はどうでもいい。とにかく時間が惜しい…、とりあえずこれから初任務をやってもらう」