第4章 救いと願い
里に着いたイタチとカカシ
そのまま三代目の元へ向かった
ーーコンコン、
ドアを叩くと三代目が返事をした
そして部屋に入った
三代目
「無事生きておったようじゃの。」
イタチ
「はい。」
三代目
「すぐに病院に移れるように手配しよう。少し待っておれ。」
イタチ
「はい。」
三代目
「カカシはワシについて来い。」
そう言って三代目はカカシを連れ、木ノ葉病院へと向かい、ユヅキの入院手続きを整えた
手続きが終わり、ユヅキを病院へと連れて行った
医師は、ユヅキはそのうち目を覚ますだろう、と言った
診療が終わり医師が出て行くのと同時にフガクとミコトがサスケを連れてやって来た
サスケ
「ユヅキ……。」
少し涙目のサスケとサスケの頭を優しくなでているミコト
フガク
「首の左側に呪印か。」
フガクは左首にある大蛇丸に付けられた呪印を見てつぶやく
イタチはフガクを一瞬見る
その顔は何とも言えない顔をしていた
ただ、一つ分かったのは、フガクの顔は娘が帰ってきて、喜んでなどいないという事だけだった
イタチ
「今日はここで泊まります。ですから、帰っていただいても結構です。」
サスケ
「兄さんがいるなら、俺もいる‼︎」
言いながらイタチの隣に移動した
イタチ
「サスケ……。」
そんなサスケを見てイタチはなんだか、嬉しかった
イタチ
(サスケだけは素直にユヅキの帰還を喜んでくれている……。)
ミコト
「イタチがいいなら……。」
サスケ
「やったー。」
ミコトの許可が出て、サスケはイタチと一緒にユヅキの病室で泊まることになった