第4章 救いと願い
カカシとユヅキを抱き上げているイタチは大蛇丸のアジトから出て、里に戻ろうとしていた
残念なことに他の忍達は全員死んでおり、大蛇丸にやられたのだろうと推測していた
そして大蛇丸のアジトを出て少しした所で、大蛇丸と遭遇してしまった
大蛇丸
「あら、私のおもちゃを奪おうだなんて大胆ね。」
イタチ
「大蛇丸……。お前だけは絶対に許しはしない。」
大蛇丸
「別にいいわ。とりあえずはお返しすることにしましょうか。」
イタチ
「ユヅキを物扱いするな‼︎」
大蛇丸
「あらあら、怖いわね。」
飄々としている大蛇丸にイタチは怒りが収まらない
カカシ
「イタチ!大蛇丸の挑発に乗るな‼︎」
多少は冷静なカカシがイタチに言葉をかける
その言葉で少し冷静になったイタチ
イタチ
「返して下さるならここは黙って見逃してくれますよね。」
イタチは強気で大蛇丸に言った
大蛇丸
「今回はあなたとやり合うのはまだよ、イタチ。」
イタチ
「どういう意味だ。」
大蛇丸
「また会いましょう。」
そう言って大蛇丸は去っていった
イタチ
「ユヅキ……。」
うなされているユヅキ
その様子を見てやるせない気持ちになる
カカシ
「イタチ、今は感傷に浸ってる場合じゃない。」
イタチ
「…はい。」
ユヅキを抱え直して里へと急いだ