第16章 本戦と木ノ葉崩し
ユヅキside
カブトと戦い始めてもうとっくに1時間は過ぎてる
決め手に欠けなかなか決着をつけることもできない
サスケが我愛羅くんを追っていったのも、そのサスケを追ってサクラちゃん達がいったのも随分前になる…
三代目と大蛇丸の方もまだ決着はついていないし、辺りでは最初に比べれば数は減ってきているもののまだ戦っている
カブト
「そろそろ君の相手をするのもあきてきたね。君の足止めもこれぐらいでいいだろう。」
足止め…ね
サスケから離したかったみたいだけど…
ユヅキ
「残念ながら、サスケの方には私がいるもの。」
カブト
「!?…それはどういうことかな?」
ユヅキ
「そのままの意味ですよ、サスケの跡を私はつけてる。途中から影分身に入れ替わってるんだから。」
カブト
「そこまで甘く見られているとは…。」
甘く見る…?
ユヅキ
「逆ですよ、あなたを大蛇丸に近づけないために私はここにいるんですから。」
カブト
「じゃあ、君は分身ってわけだ。」
ユヅキ
「…ええ、そうですね。」
カブト
「じゃあ、遠慮なくかかっていけるよ。」
ここにきてカブトがまた大きく打って出てきた
カブト
「なんせ、君は大蛇丸様のお気に入りだからね。殺してしまうと僕が咎められてしまう。大蛇丸様は君には甘いからね…。」
これだけやってまだ本気を出していなかったとは…
さすがにだいぶ息も上がってきた
ただでさえ分身でチャクラも半減しているし、足止めが最優先事項だからチャクラの浪費が激しい忍術は使えない
写輪眼も同様にチャクラの消費を避けたい今は使うのは避けるべき
用具は手裏剣が半分に起爆札が数枚、クナイが七本、常備してる刀が一太刀
奏多も分身なら呼ぶのは避けたい…
参ったなぁ…
もう少し中の様子に動きが出るまで持たないと…