第16章 本戦と木ノ葉崩し
砂の防御壁が崩れ中から我愛羅が出てきた
その左肩からは血が流れていた
そして、幻術が会場全体にかけられた
ユヅキ
(幻術…解。始まった、大蛇丸の…。)
ユヅキは印を結び幻術を解いた
ユヅキ
(大蛇丸はどこに…)
あたりを見回したがそれらしい気配を見つけることができなかった
ユヅキ
(もしかしてもう三代目の近くに…!?)
火影と風影の観覧席の方をみるとそこには煙が上がり、やぐらの上では結界が張られていた
ユヅキ
(カブト…!)
ユヅキはカブトを見つけ出した
音忍が動き始めると、瞬時にカブトにめがけてクナイを投げ、自らは刀を抜いてカブトに突っ込んでいった
カブトはそれをクナイで止めた
カブト
「やあ、ユヅキちゃん。元気そうでなによりだよ。」
ユヅキ
「口の減らない人ですね。私に奇襲を仕掛けられているっていうのに…。」
カブト
「仕方ないさ、君ならそう来ると踏んでいたからね。」
ユヅキ
「そうですか。」
言葉を交わしながらもユヅキは次々と攻撃を仕掛けていったが、カブトに軽くあしらわれた
カブト
「そこにいるサスケくんのところにはいかなくてもいいのかい?」
ユヅキ
「…。何かしたんですか…」
カブト
「何も。でも、君がいたころとうちも随分と変わってねぇ。彼の呪印は君のものとはだいぶ違うようになっているよ。君のよりももっと効力は高い。そして、危険度もさらに高くなっていてね。あまり使いすぎると今までの結果では99%の死がついてくるんだよ。」
ユヅキ
「随分と敵に情報を漏らしてくださいますね。やはり、あなたが一番苦手ですよ。」
カブト
「僕は君が好きだったよ、実験材料として。」
ユヅキは小さく反応した
もう一人反応した人物がいた