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うちはの少女

第4章 救いと願い




•ユヅキside


精神世界の檻の中で目が覚めた

今日も殺戮兵器として、たくさんの人を殺すのだろう

もうどうしたらいいのかわからない

私の人格が抜け、人形となった身体が意思ではなく命令で勝手に動いてしまう

もう知らないふりをしていれば楽な気さえする






ユヅキ
(私、最低な人間だ……)



そんなことを思っていると大蛇丸が部屋に来た


++++++++++++++++++++++++


大蛇丸
《さぁ、今日も行きましょう。》


大蛇丸の命令に従い、抜け殻ユヅキは動き出す



++++++++++++++++++++++




そして始まった

今日はやけに多く、いつもは一人ずつ、2〜3人なのに今日は一気に10人近くいた


大蛇丸は端の方でいつも通り見物


私がそんなことを考えている間にも身体は動き出す


半分ぐらいを殺してしまった頃、大蛇丸は足早に部屋から出て行った


何かあったのだろうか?




そして大蛇丸がいなくなった後も続く殺戮



全員が倒れた頃、誰かの声が聞こえた


???
「何だ、これは…⁉︎」


どこかで聞いたことのある声


でも思い出せない


そして人がいるのに気付いた抜け殻は歩み寄ろうとする





その時、顔が見えた


ユヅキ
「兄……さん…………?」

部屋は薄暗く見えにくいが確かに兄さんだった

そして兄さんの横には誰かがいた


ダメだ、このままじゃ私が兄さん達を殺してしまう


止めなきゃ‼︎止めなきゃ‼︎止めなきゃ‼︎

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ



ユヅキ
「うわぁぁあああああ‼︎‼︎‼︎」




そして気づけば気を失っていた









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