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うちはの少女

第15章 中忍選抜第三次試験




不気味に笑っていた我愛羅は急に頭を押さえてしゃべりだした

我愛羅
「母さん…、今すぐおいしい血を吸わせてあげるから…。」

ユヅキ
(急に一人で話し出した?)

我愛羅
「大丈夫…、こいつは強いから…きっと満足できるよ」

ユヅキ
「誰と話しているの?」

ユヅキの声は届いておらず、一人つぶやく我愛羅

ユヅキ
(…もしかして結構やばい感じかな?)

そう考えたユヅキだったが、我愛羅はもう一度頭を抱え込むと先ほどまでの落ち着いた雰囲気に戻った

我愛羅
「来い」

ユヅキ
「いや、だから、戦う気はないんだよ。って」

話の途中、我愛羅は砂で攻撃を仕掛けてきた

我愛羅
「来ないならこっちから行く」

我愛羅は砂を自在に操りユヅキを追い詰めていく

ユヅキ
(捕まったら終わりと思ってよさそうだね…。なら、ひたすらに避け続けるしかないかな…)


それから30分が経ち

逃げ続けるユヅキにしびれを切らしたのか、話しかけてきた

我愛羅
「反撃しないのか」

ユヅキ
「よし、じゃあ勝負しよう。私が勝ったら私の言うことを、我愛羅くんが勝ったら我愛羅くんの言うことをなんでも一つだけ聞き入れる。どうかな?」

我愛羅は攻撃を止め少し考えるとユヅキの条件を了承し、再び砂を操りだす

ユヅキ
(…もう戦う意味がなくなったな。少し疲れるけど眼を使うとしようかな。)

ユヅキは我愛羅の攻撃から逃げながら眼帯を外し眼の力を使った

我愛羅
「…動けない、だと!?」

操ることのできない砂はただただ地面へとおちた

ユヅキ
「ごめんね、でもこれで私に勝つことはできなくなったね。降参してくれればもう勝負もお終いなんだけど。」

我愛羅
「降参はしない。やるなら早くやれ。」

ユヅキ
「…。別に君を殺しに来たわけじゃないよ。」




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