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うちはの少女

第15章 中忍選抜第三次試験




ユヅキside


三代目により招集された上忍たちは月光ハヤテの殉職を聞かされた

そして、それにより三代目はいざという時には戦争になることもやむを得ないと表明した

その招集に呼ばれなかったけど、少し隠れて聞かせてもらった

大蛇丸の出方次第で戦争になりえないということ


全くもって困ったことになった

三代目は自身の心配だけしていてくれればいいものを…

私は動かなくてはならなくなってしまった

彼の暴走を少しでも止められる人となるために

試験まであと2週間あるとはいえ里に滞在しているはず

ユヅキ
「奏多、探してほしい人がいる。」

頼み込むとあっさりと了承してくれ、簡単に探し出すことができた

彼には離れたところに見張りがついていたけど、幻術をかけさせてもらった


用意は整った

とりあえず、私はできる限りの笑顔で声をかけた

ユヅキ
「こんにちは、砂瀑の我愛羅くん。」

我愛羅
「お前は、確か…」

ユヅキ
「ユヅキ。君のお気に入りのうちはサスケの姉って紹介でいいかな。」

我愛羅
「何の用だ」

鋭い目つきでガンを飛ばしてくる

ユヅキ
「私は戦いに来たわけじゃないよ。」

両手を上げて戦う意思がないことを示したけど、効果はないみたい

ますます顔が険しくなっていき、ついに砂で攻撃を仕掛けてきた

避けるのはまだいいとして、戦闘を望んでるわけじゃないから反撃には出られない

砂で全身をつかまれた

我愛羅
「なぜ反撃しない」

ミシミシときつくなっていく砂の圧迫に、少しの痛みを感じる

ユヅキ
「戦いたい、わけじゃない…。でも、痛いのは御免だよ。」

体を締め付ける砂にチャクラで膜をつくって抜けておく

我愛羅
「今、何をした」

ユヅキ
「何も。ただ抜けただけだよ。」

笑顔でそういうと、彼は不気味に笑いだしてしまった





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