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うちはの少女

第15章 中忍選抜第三次試験




•ユヅキside

話し終わると、三代目は深く考え始めた

三代目
「お主がそこまで言うほどの奴なのか…。確かに危険やもしれん。それでも、大蛇丸を捕まえる為にも必要なことなんじゃ。」

悲しげな顔をしながら、わかってくれと言った目をしている三代目

それでも、涙を飲んで部下を危険に晒しているんだ

…なら、兄さんは?

兄さんの時もそんな顔をなさったのですか?

兄さんは汚名を着せられてもなお、木ノ葉を思っているのことを知ってますか?

今の三代目を見ていると兄さんのことに対して全てをさらけ出してしまいたい衝動に駆られる

抑えないと…、兄さんの為にも

三代目
「お主の気持ちもよくわかる。」

全てを見透かすかのような目がこちらに向けられていた

三代目
「全ての責任はワシにある…」

謝罪なんて、要らない

今更、謝らないでよ…

私はこれ以上聞きたくない一心で、部屋を飛び出した




ユヅキ
「わッ」

誰かにぶつかってその人の方を見ると、カカシさんだった

カカシ
「やっと来た…」

ユヅキ
「ごめんなさい。用事ならまた後でにして下さい。」

立ち去ろうとカカシさんの横を通ると、腕を掴まれた

カカシ
「はぁ…。何か隠してるのはバレバレだよ。…よいしょっと。」

…なんでこうなってるの?

お姫様抱っこされてるのは何故?

私、また後でって言わなかったっけ?

カカシ
「あれ?反応してくれないわけ?」

ユヅキ
「…もういいです。」

こうなるとカカシさんは自分の都合でしか動かないし、従いますよ…

そのまま連れて行かれ、着いたのはカカシさん宅




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